Chapter 4
「やれないことはない!」
と決意をしてからまず取り組んだ事、
それは新規スタッフのこと。
いくら場所を広げたって技術者がいなければお話しになりません。
そこで、アイラッシュスクール卒業生の分厚い名簿をめくり、
ほぼ全員に電話をかけました。「この人は!」と思う人には片っ端からメール&電話攻撃でした。
コミュニケーション上手な人は尚更お願いしたいと思いました。。
私が顧客の立場なら…と思っての事でした。
連絡をした際に私の意気込みが伝わったのでしょうか。
嬉しい事に卒業生の8人プラスその他から数名がOKしてくれました。
その殆どの人が「選んで頂いて光栄です」との言葉がありました。
嬉しかった。本当に。
でもここからがまた大変なんです。
だって、スクールを卒業しただけでは技術不足。
お客様に施術してもらうわけにはいきません。
約1ヶ月間の猛特訓が始まりました。
来る日も来る日も、遅くまで練習しました。
みんなサロンに技術者として立ちたい!そんな気持ちが表れて、本当に一生懸命練習していました。
2006. 10. 7 地下サロンOPEN
この日程に合わせ設備の作業は急ピッチで進められました。
地下のサロンはアーティスティックな場所にしたい。
そう考えた私は友人のイラストレーターに相談をして、大きなコラージュの絵をオーダーしました。
今では、VENUS LASHの顔の部分になっている気がします。
また、デザイン的な観葉植物をあしらえてみたり。
意外にもこの観葉植物が結構、高コストでした。
でもサロンにどうしても緑や生花が欲しかったのです。
これは私が一人でスタートした時に絶対にやり続けると決めたことだったから。
長時間座る施術用ベッド、これにもこだわりました。
いくら内装が良くても、座り心地が悪ければ最悪です。
何日もかけて「これだ!」と思えるリクライニングソファーを発見しました!
今では寝ていらっしゃるお客様を見ると、
「あ〜気持ちよさそう。このソファーでよかった」と思っています。
全ての面で妥協はしたくなかったんですね。
お陰でOPEN時には最高の出来あがりになりました。
あまりの満足さに「私、ここで仕事したい!」と用もないのにしばらくの間スタンバイしていました。へへ
店舗関係に詳しい知り合いが訪ねて来てくれたとき、
「ここ、いいね〜。OPENするのに2000万円くらいかかったでしょ?」
と言われ、思わずニンマリ。
実はそんなにかかっていないのです。
「うちには名空間プロデューサーがいるので、そんなにかからなかったんですよ〜」
と胸を張ってしまいました。
そしてOPEN3日前、施術予定スタッフに技術テストを実施。
合格者だけが施術するようにしたのです。
厳しいようですが、私にもお客様に対しての責任があります。
そこは譲れませんでした。
そして翌日。
10.5にOPEN決起会を行いました。
制服と名札をスタッフ全員に渡し「みんな頑張りましょ〜っ!」と叫びました。
今思えば、私は頭から湯気が出ていたかもしれません。
スタッフの皆の目もキラキラと輝いていました。
「ついに、これから始まる!」
そして地下サロンOPEN初日
事前告知はもちろんしていましたし、今までのお客様にもお話ししておきました。
でも、本当にお客様はいらしてくださるのか?
すごく不安でした。
結局売り上げは初日予算に対して120%というなかなかの数字で終える事が出来ました。感動です。
ですがそれから2ヶ月間、日々忙しくもありましたが予算対比7~80%が続いていました。
もう少し数字が欲しいと考えていた頃。
あるWEB広告に出したとたん、電話が鳴り止まなくなってしまったのです。
電話応対専用のスタッフはいませんでしたので、ベッド6台の中央に予約表、電話、鉛筆を置き、施術中も応対をしました。
もちろん、休憩時間はありません。
1日に3〜40件お客様をお断りせざるをえない状況でした。
一気にアイラッシュの波が私たちVENUS LASHに流れ込んできました。
めまぐるしかった…
この状況から約1年間、あっという間に過ぎていきました。
翌6月にはベッドの数も増やし、
今では、コンシェルジュを含むスタッフ人数も30人を超える程になりました。
1年間でここまで出来たのは
お客様、スタッフ、そして私をサポートしてくださった本当に多くの方のお力があってこそのこと。
一人では何も出来なかったと思います。
本当に本当に感謝の意を皆様にお伝えしたいと感じています。
ありがとございます。
これからもVENUS LASHは走り続けます。
「技術、サービス、接客、雰囲気」
全てにおいて5ツ星を目指して!
これからも暖かいご支援を頂きたくよろしくお願い致します。
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